会いたかった人

【ずっと会いたかった人】パン屋&パン教室「kuboぱん」の久保輝美さん(1)

2019.10.24

もちもちのベーグルが大人気のパン屋&パン教室「kuboぱん」を営む久保輝美さん。オープンする日には開店前から行列ができ、あっという間に完売してしまいます。ベーグルの味もさることながら、久保さんの魅力にひかれて訪れるお客さんの多いこと!そんな久保さんとじっくり話してみたい。早速、お店を訪ねてみました。

久保さんがパン屋になったきっかけを教えてください。
パン屋さんになりたかったわけではないんです(笑)。専業主婦をしていた頃、友だちにパン教室に誘われて。暇だからという理由で参加し、そのまま何となく講師の資格を取って、「教えて」と言われたので自宅で教室を開き、店舗が空いたのでお店を構えて……という具合。最初はいろいろなパンを作っていましたが、知り合いに「ベーグルが一番おいしい」とほめられ、ベーグル1本に絞ることにしました。まさかたくさんの方が買いに来てくれるパン屋さんになるなんて思いもよらなかった。でも、偶然のように見えて、目の前で起こることすべてに意味があると今になって思います。
築40年を超える店舗は、以前は器屋だった。「アンティークな雰囲気をそのまま残してくださったので、古いものが好きな私にとって居心地のいい店となりました」。
ご自慢のベーグルを教えてください。
プレーン、アップルマンゴー、ブルーベリー、純胡椒は定番。あとは、気まぐれです(笑)。夏は、キリっとした苦みのあるエスプレッソベーグル。冬はほっとするようなココアベーグル。季節の果物のベーグルも人気です。半分にスライスして、サラダやジャムをはさんで食べるのもおすすめしています。基本的に自分が食べたいものを作っています。好きなこと、楽しいことだけをしていたいんです。わがままかな。でも、心をときめかせているほうがおいしいパンをつくれると思うんです。
パン教室やイベントではベーグルサンドをつくることも。6種類以上のハーブと厚切りベーコン、クリームチーズ、トマトをはさんだ「ハーブサンド」(左)と、ハワイで購入した甘みのないピーナッツバターとバナナ、養蜂家から譲り受けたはちみつをたらした「バナナとピーナッツバターのおやつパン」(右)。
常連さんが多いみたいですね。
近所のママさんが多いんです。「子どもがぺろりと食べちゃいます」なんて嬉しいことを言ってくださる方も。販売は週に2~3回。朝8時から開店の13時までに100個くらいベーグルを作ります。もくもくと作業するのは苦手だから、3人のスタッフとワイワイ……私が一方的にしゃべっていることもあるかな(笑)。楽しい時間です。スタッフですか? 教室の生徒さんだった方がほとんど。手際のよさや食の好みも重要ですが、何よりもおしゃべりが大事。人と話すことで気がつくこと、癒されること、前向きになれることって多いから。
3時仕込み開始、11時にオープンというスタイルで販売をしていたこともあったが、「ちょっと辛かったので、働き方改革をしました。気持ちが落ちていては続けられませんものね」。
おいしいベーグルを作るコツを教えてください。
特別なことはしていません。水、きび砂糖、北海道産の粉を3種類ブレンド。ミキサーでこね、発酵機に入れ、大鍋で茹でて、オーブンで焼く。改良を重ねて今のカタチにたどり着きました。ミキサーでこねる前に必ず、「おいしいベーグルになってくれてありがとう」と声をかけます。過去形で言うんですね。願いではなく、必然になりますから。自分に対してもそう。こうなりたいと思うことを過去形でつぶやきます。寝る前のスキンケアタイムにも、鏡に向かって「きれいになってくれてありがとう」。自作自演? そうかもしれない。でも、言葉にすることに意味があると信じています。
出かける日にメイクをすると「やっぱり気合が入る」と久保さん。毎日、デルメッド プレミアム ローション(左)、エッセンス(中央)でたっぷり保湿。朝は、UVベイス(右)を必ず。顔だけでなく、腕など全身の紫外線ケアに。伸びがよく、べたつかないところが気に入っている。
https://www.dermed.jp/item/basic/index.php

久保輝美(くぼ・てるみ)パン屋&パン教室「kuboぱん」店主

パンにかかわるようになって10年。埼玉県さいたま市浦和区にある築40年の店舗でパン屋&パン教室を営む。月に10~15回ほど、13時から店をオープン。各種ベーグルを販売。パン教室では、Instagramを通して参加者から作りたいパンを募集。リクエスト形式を採用している。アンティーク雑貨や作家による器などを仕入れ・販売するほか、企画展示やワークショップも開催。イベントでの出張販売も多い。

Instagram @kubopan
twitter @kubo88
facebook @terumi.kubo.5

撮影・青木和義 文・高橋顕子 構成・越川典子

プレゼント 久保輝美さんがセレクトしたアンティーク&作家グラス

抽選で5名様に、「kuboぱん」で取り扱っているグラスをプレゼント。ヨーロッパの古道具や生活雑貨を扱ううショップ「DRAWER」のアンティークグラス、猿山修さんデザインのグラスなどを用意。透明度が高く、なめらかな曲線が美しいグラスです。ご応募の際、グラスの種類は選べませんのでご了承ください。